伝統芸術を着る会-作務衣の専門館
19,140円
染めの困難さから非常に貴重な本柿渋染め(ほんかきしぶぞめ)。 大量生産ができない、手の込んだ天然色素の染め生地です。 ●【柿渋染めが古くから愛されてきた訳】 柿渋染めが古くから愛されてきたことには理由があります。 実は柿渋染めは、高い防水・防腐・防虫効果、また素材を丈夫にするという多機能な効果があります。頭陀袋やショルダーバッグなどの素材としては最適なものと言えるでしょう。 ●【柿渋染めの色合いの良さ・風合いの良さ】 柿渋の主な色素成分であるタンニンが年月とともに縮合重合するため、使い込むほど、また古くなるほど味のある色になっていくのも魅力のひとつです。 化学染料にはない独特の風合い、柿渋の持ついろんな良い効果が奥ゆかしい色目とともに実感できるのは、ホンモノの柿渋染めの証しです。 ●【日本の職人による頭陀袋の作り】 財布や携帯電話、手帳などをまとめて入れることができ、お出かけの際に重宝します。中には小物を整理しやすいポケットが施されていますので、機能性にも優れています。 金具などを一切使わず、綿100%の天然素材のみを使用しており、紐を結んで長さの調節も自由自在にできます。 普段使いはもちろん、作務衣を愛用されている方への贈り物にも良いのではないでしょうか。 ●【頭陀袋とは 〜 芭蕉も旅路で愛用した便利な万能袋】 頭陀袋とは、僧侶が頭陀行(托鉢行脚)を行う際に、携帯品を入れて首から下げて用いた布袋のことです。 衣食住の欲を払い落とす頭陀行に用いられたため、頭陀袋自体もシンプルなつくりになっています。シンプルな構造だから、物を選ばすざっくりと入れることができる、便利な万能袋となっています。 かの松尾芭蕉も「奥の細道」の旅にて頭陀袋を携帯しており、全ての荷物を頭陀袋ひとつにまとめて、25000kmを行脚したとか。現代では...